人間、誰でも「自分の思い通りの人生にしたい!」と思うもの。
だけど、現実には思い通りにいかないというのもまた事実。
「人生には、うまくいくこともあれば、うまくいかないこともある。
うまくいかないことがあるのは、仕方ないこと。」
大抵の人はこんな風に思っているのではないでしょうか?
そんな「当たり前」に待ったをかけるのが、
スピリットパートナー・くし野こういちさんです。
くし野さんは潜在能力を引き出すヒーラーとして、さまざまな人生の転機に寄り添い、
経営者などさまざまな分野で活躍する人たちに道を示してきました。
今回はそんなくし野さんに、「うまくいくこと」と「いかないこと」の違いについて、聞いてみたいと思います。
くし野こういち
モダンミステリースクール公認ガイド。
“魂の目的”に基づく生き方を導くヒーラーとして、経営者・個人事業主・クリエイターなど幅広いクライアントをサポート。潜在能力を開花させる独自のヒーリングを通して、数多くの人の人生の転機に寄り添ってきた。

うまくいかないのは、自分を見失っているサイン
ーー 早速ですが、物事がうまくいかない時って、いったい何が起きているのでしょう?
うまくいかないことの理由はシンプルで、「本来の目的を見失ってしまっているから」です。
私のクライアントのひとりに、美容サロンを経営している方がいますが、私にご相談いただいた時、その方は店舗をどんどん増やして拡大を進めているところでした。ところが、目の前のことに追われるうちに「何のためにやっているのか分からなくなってしまった」という悩みにはまってしまったのです。
セッションを重ねていく中で、その方は自分の原点を見失っていたことに気づきました。その原点とは、「たくさんの人をきれいにしたい」という思いです。
売上やマネジメントなど、経営者は色々なものに追われがちですが、目の前のことに対処しているうちに、自分がこの仕事をしている目的を見失ってしまっていたんですね。
ーー目的が手段になってしまっていることが、問題なんですね。
そうです。その方にとって「たくさんの店舗に展開する」は「たくさんの人を綺麗にする」という目的のための手段でしかないんです。それをセッションで思い出しいただけたことで、「多店舗展開する」という目的に心の底から進むことができるようになりました。
ーーなるほど……!
では、私から逆に質問です。「自分の美しさで人を幸せにしたい」という目的を持っている人がいたとします。その目的を叶えるための手段は何になると思いますか?
ーーやっぱり女優とか、モデルさんとか?美しい人だけがなれる職業って感じがします。
答えは「なんでもOK!」です。接客業でも、仕事以外のことでも、その目的を達成することができますよね。
ーー確かに!街で買い物している時に美しい店員さんがいたら、それだけでちょっと嬉しくなりますね。(笑)
ヒーリングは、本来の自分の力を引き出すために大切なもの
ーところで、ヒーリングと聞くと、ちょっと怪しい感じがするのですが…。
経営者などの中には、スピリチュアルには懐疑的な方もいます。でも、信じる・信じないに関わらず、まだ現れていない潜在能力はどんな人の中にもあるものなんです。
望む人生を生きる上で大切なのは、目には見えない力も、自分の力の一部だと認めることです。
人生があるところまで進むと、今までのやり方だけでは、うまくいかなくなることがあります。そんなときは、これまで使ってこなかった力に目を向ける必要が出てきます。
ーー 目に見える世界の力で登りつめたら、その先は目に見えない力を信じることが必要なんですね。そもそもくし野さんのヒーリングって、どういうものなんですか?
私のヒーリングは「潜在能力を引き出すためのヒーリング」です。ヒーリングを通して、魂の目的に沿った目標を立てるお手伝いをしています。
よくカウンセリングと間違えられることもありますが、この2つはまったく別物。過去のトラウマに悩む方の場合、カウンセリングでその出来事を整理すことで、癒すことができます。でもヒーリングは「問題の解消」ではなく、「魂の本来の目的」にアクセスし、進む方向を整えるものなんです。
ーー本来の目的を思い出すだけで、本当に物事がうまくいくようになるんですか?
魂の目的を思い出すことでエネルギーの無駄がなくなり、行動もしやすくなるし、物事がうまく進むようになるんです。
ーー それって、神様が叶えてくれるということなんでしょうか?
見えない領域からの声を聞くといっても、全部を神に任せるわけではありませんよ。
むしろ、自分でハンドルを握って進もうとする意思がないと、本当になりたい自分にはなれません。目の前のクライアントさんが、やりたいことを探している状態なのか、それとも既に見つけて前に進んでいる状態なのかによって、私が送るアドバイスも変わります。
ーー 例えば、どんなケースがありますか?
クライアントのひとりに保険営業マンの方がいるのですが、その方は自身が憧れている人のように、多角的に事業を展開したいと言っていました。しかしセッションを重ねると、その方にとっての喜びは「お金を稼ぐこと」ではなく、いろいろなことに挑戦している時間そのものだったんです。憧れていた経営者は、多角的な事業から収入を得ているタイプ。でもそのクライアントさんは、お金に関係なく「やっていること自体が嬉しい人」。どちらが良い悪いではありませんが、他人の目的と自分の目的を混同すると、うまくいかなくなるんです。
ーー人と比べるのではなく、自分の本来の目的を見つけることがいかに大切か分かりました。ありがとうございました!
「人生うまくいかないな…」と感じる時、自分の目的が少しズレているだけかもしれません。
自分でも気づいていない本来の目的が知りたいという方は、ぜひ一度立ち止まって考えてみると良いかもしれません。一人で解決できない時は、プロに頼ってみるのもアリですね。


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